3月12日(土)放送:『ダーンサーイからの手紙』

『ダーンサーイからの手紙』

まだ知らない誰かさんへ

私が初めてルーイ県のダーンサーイ郡に行ったのは、去年の12月だった。
ダーンサーイは、サーヤン・サンヤーが歌った『最果てのダーンサーイ(สุดทางด่านซ้าย)』の歌詞みたいな場所だった。

私は、別にあの歌みたいに寂しくはなかったんだけど、作詞家があの土地に対して感じていた雰囲気や見ていた景色と、同じものが見えた気がするっていうか。今のあの町の景色に、それが薄く薄く重なってたの。

あなたのいるところから今、山が見える? ダーンサーイは山に囲まれているんだよ。
私は中部地方の平地で育ったんだけど、そこでは山がまったく見えないの。だから、ダーンサーイでは、どこからでも山が見えるってことに感動した。あと、もうひとつ心に残ったのは、町中(まちじゅう)にいい香りが漂っていたこと。甘くていい香りなの。なんの花の匂いなのか、私にはわからないんだけど、この地域に咲く何か野の花なんだと思う。その甘い花の香りを、つい頭の中にある香水の匂いと比べちゃうのって、変だよね。それってつまり、私が自然よりも人工的なものばかり知っている、っていうことなのかな。今年の1月にもまたダーンサーイに行ってきた。でも、あの花の香りはもうしなかったんだ。まだ、あの花と「友だち」になれていなかったんだけどな。

友だちじゃないといえば……あなたは最近、結婚式に行った? どうしてこんなことを聞くかというと、私が最近、全然行っていなかったから。でも、ダーンサーイで思いがけず結婚式に出席する機会があったの。新郎新婦とは、まったく知り合いじゃなかったんだけど。こういうの、ちょっと面白いよね? この町での結婚式は、バンコクのものとはずいぶん違った。儀式で変わったアイテムが使われていたり、モー・クワンって呼ばれている祈祷師が唱えるお祈りも、他では聞いたことがない独特の言葉だったよ。
結婚式の参列者は、みんな揃ってピンクがかった色の服を着てた。
ピンク色は、桜を連想させるね。静岡ではもう桜が咲いているのかな。
ダーンサーイにあるロムロー山(さん)という山には「ナーンパヤー・スア・クロン」っていう、タイの人たちが「サクラ」と呼んでいる花があるんだけど、きっともう全部、散ってしまっただろうな。
あの桜の林の美しさからは、みんな想像できないと思うけど、あの場所は1970年代、独裁的なタイ政府と、タイの民主化を目指す学生や農民たちとの戦場だったんだ。
みんな「今はもう美しい場所になったからいいんだ」って、過去を忘れようとしているのか。それとも目の前の景色が美しいから、苦い過去のことをつい忘れてしまうのか。あなたは、どう思う?

あなたのことを、もっと知りたいな。よかったらお返事をください。
私はまたダーンサーイに行くつもり。そしたらまた、あなたに手紙を書くね。

ポーより

ถึง คุณที่ฉันไม่รู้จัก

ธันวาคมปีก่อน เป็นครั้งแรกที่ฉันได้ไปที่อำเภอด่านซ้าย จังหวัดเลย
เหมือนเนื้อเพลงสุดทางด่านซ้ายของสายัณห์ สัญญา 
แม้ว่าฉันจะไม่ได้เศร้าเหมือนในเพลง แต่ยังพอเห็นบรรยากาศที่คนแต่งเพลงเห็น ทาบทับบางๆ กับภาพด่านซ้ายในปัจจุบัน
ตอนนี้คุณมองเห็นภูเขาอยู่หรือเปล่า ที่นี่มีภูเขาอยู่รอบเลย
ฉันโตมาในพื้นที่ภาคกลางที่เป็นที่ราบลุ่มแม่น้ำ ไม่มีภูเขาให้เห็น เลยประทับใจที่ได้เห็นภูเขาจากทุกจุดในเมืองนี้ อีกเรื่องที่ประทับอยู่ในใจคือฉันได้กลิ่นหอมๆ ในอากาศ หอมหวานๆ กลิ่นที่ฉันเองก็ไม่รู้ว่ามาจากดอกอะไร แต่เดาว่าคงเป็นดอกไม้ป่าสักชนิดที่ผลิบานในพื้นที่ คิดแล้วแปลกดีเหมือนกันที่ฉันต้องเทียบเคียงกลิ่นนี้กับคลังน้ำหอมในหัว มันบ่งบอกว่าฉันรู้จักสิ่งที่ถูกสังเคราะห์ขึ้นมามากกว่าธรรมชาติหรือเปล่านะ
ฉันกลับไปอีกครั้งในเดือนมกราคม กลิ่นดอกไม้หายไปแล้ว ยังไม่ทันได้รู้จักกันเลย
พูดถึงเรื่องไม่รู้จัก ช่วงนี้คุณได้ไปงานแต่งมาบ้างหรือเปล่า ที่ถามเพราะฉันไม่ได้ไปงานแต่งมานานแล้ว แต่จับพลัดจับผลูได้มางานแต่งที่นี่ ทั้งที่ไม่รู้จักคู่บ่าวสาวเลย ตลกดีใช่ไหมล่ะ งานแต่งที่นี่ไม่เหมือนที่กรุงเทพฯ มีข้าวของที่ใช้เป็นสัญลักษณ์และคำพูดผ่านสุ้มเสียงของหมอขวัญที่คงหาฟังจากที่อื่นไม่ได้ 
ทุกคนในงานพร้อมใจกันใส่เสื้อผ้าที่มีสีชมพูแต่งแต้ม
สีชมพูทำให้ฉันนึกถึงดอกซากุระ ไม่แน่ใจว่าตอนนี้ดอกซากุระที่นั่นบานหรือยัง 
แต่ตอนนี้ดอกนางพญาเสือโคร่งที่คนไทยชอบเรียกว่าเป็นซากุระเมืองไทยบนภูลมโลคงร่วงลงหมดแล้ว
ความสวยงามทำให้ทุกคนนึกไม่ถึงว่าในอดีต มันเคยเป็นสนามรบระหว่างรัฐบาลและพรรคคอมมิวนิสต์แห่งประเทศไทย
ปัจจุบันที่สวยงามดีแล้ว ทำให้เราอยากลืมหรือว่าหลงลืมอดีตที่ขมขื่นไปได้ง่ายๆ หรือเปล่านะ คุณคิดว่ายังไง
อยากรู้จักคุณมากกว่านี้ ถ้าเป็นไปได้ จะรอจดหมายตอบกลับของคุณนะ
ฉันจะกลับไปที่ด่านซ้ายอีกครั้ง แล้วจะเขียนถึงคุณอีก

ปอ


聴き直し

当日の放送は以下You Tubeまたはradkoタイムフリーから聴くことができます。

今回の戯曲を読み上げてくれたのはSPAC-静岡県舞台芸術センターの俳優・加藤幸夫さん。日本語朗読の背景で聞こえているタイ語の朗読は、この手紙の差出人である、タイの劇作家・ポーさん(Nuttamon Pramsumran)です。

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次回予告

3月19日(土)は、同日に初日を迎える『きょうの演劇 in しずてつ』にあわせて、『降りたことのない駅で降りてみる』を再放送します。どうぞお楽しみに。

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